最近、キャピキシル配合育毛剤が増えてきたな
キャピキシルってミノキシジルの3倍の効果があるって本当なの?
最近増えてきたキャピキシル配合育毛剤
その効果はミノキシジルの3倍と言われています。
その真実と、自分にあったキャピキシル配合育毛剤の選び方を化粧品会社で働く研究員ハチマルが解説していきます。
キャピキシルの効果はミノキシジルの3倍って本当?
キャピキシルの効果は毛包の成長促すこと。
毛包の成長については、ミノキシジルの3倍の効果があることがわかっています。
この結果は、「毛包の成長」についてのみ3倍の効果あることが示されたということなのです。
一方、ミノキシジルの発毛作用は5つあります。
つまり、ミノキシジル1成分で抜け毛や発毛に必要な機能に5方向からアプローチし発毛を促しているということ。
これが、発毛剤であるミノキシジルと育毛剤の発毛効果の違いにあらわれてきます。
キャピキシルについては、ミノキシジルが持っている5つの作用のうち2つをカバーしています。
特にダメージを負った男性ホルモンが毛包にダメージを与え、髪が生えにくくなることがわかっているので、薄毛の原因として毛包のダメージは致命的。
キャピキシルが優秀な育毛成分であることはわかったけど、やっぱりミノキシジルの方が効果があるってことでしょう?
現時点ではミノキシジルと同じくらい「髪が生える!」といった効果をのぞむのは難しいと思います。
ただ、育毛剤には化粧品区分であるがゆえに、他の手を打つことができるのです。
育毛剤(化粧品)と発毛剤(医薬品)の違い
医薬品だから効果がある、化粧品だからまったく効果がないということではありません。
医薬品であるミノキシジルのメリットは薄毛進み、毛包のダメージが進んだ人でも発毛させることができる。
育毛剤のメリットは、薄毛の初期段階の人、産後脱毛など一時脱毛、髪が細くなってボリュームがなくなった人には効果を発揮することができます。
育毛剤には『発毛』といわれる髪を生やすような作用はあまり期待することができませんが、髪を生やす力を失う前なら、毛包や毛母細胞などに作用し、髪を太くしたり、髪を生やす力を補助する作用はあるのです。
医薬品のデメリット
医薬品として承認を受けるには厳しい基準が設けられています。
医薬品はヒト試験で、『既存品より効果があるよ!』という明かな効果の違いが証明できなければ医薬品として承認をうけることができません。
そのため、明らかに「髪が生えるぞ!」といった成分でない限り、複合剤の可能性を検討することは「費用」「労力」両方の面から難しいと思います。
「ミノキシジルより明らかに効果があるぞ!」といった成分が見つかれば、医薬品として研究が進むけど、ミノキシジルと一緒に使うことによって、少しでも効果がある可能性は捨ててしまいがちってこと?
医薬品の研究には費用がかかるので、少しの効果を期待して研究を進めていくのは費用も労力もかかりすぎることになります。
医薬品の複合剤は効果や副作用の点から考えて、こういった小さな作用の積み重ねを検討するのが、費用がかかりすぎるわりに得られる効果が少ないと判断され検討しにくい点がデメリットとしてあげられます。
化粧品であるメリット
化粧品は脱毛や育毛に作用する成分を複数配合することが可能です。
そして副作用も少ないこともメリットのひとつになります。
そのため、発毛作用に特化したミノキシジルに対して、脱毛初期にみられる頭皮環境の悪化に対処するフラーレン(抗酸化作用)や他の育毛成分を配合することで、多角的にアプローチをすることができるようになります。
エビデンスのある育毛成分
育毛剤に配合される成分代表、キャピキシルの他にもエビデンスのある育毛成分が増えてきています。
これは研究の成果というより、海外で開発された育毛成分を使用した育毛剤が増えた結果です。
薄毛の悩みは世界の悩み。
世界各国で薄毛の研究がされており、その中で実績のある成分を日本の育毛剤で使い始めたというのが現状です。
単独で使用されている3つの成分は、大手化粧品会社が独自で開発した育毛成分。
育毛作用のエビデンスとしては充分評価できる成分ですが、複合剤の多角的なアプローチと比較すると、ちょっと効果が弱いように思えます。
このサイトでは、キャピキシル・リデンシルを中止にエビデンスのある育毛剤をその機能とともに紹介しています。
キャピキシルやリデンシルのような成分が登場するまでの育毛剤は効果がありませんでした。
「育毛剤?医薬品じゃないんでしょ?」と思われる人もいると思いますが、薄毛の原因は人それぞれ。
育毛剤が適応する人の特徴
育毛剤が効果を発揮できるケースとしては、
ミノキシジルは頭皮が炎症起こしたり、めまいや吐き気などの副作用が起きる場合があります。
ミノキシジルが合わないという人は、育毛成分を複合的に使用している育毛剤の使用を検討してみてください。
楽天で買えるキャピキシル配合育毛剤
このサイトでは色々なエビデンスのある育毛剤を紹介してきましたが、今回は楽天で買えるキャピキシル配合の育毛剤を紹介します。
アンドオーガニック スカルプエッセンス EX
キャピキシル×リデンシル配合の育毛剤です。
キャピキシル×リデンシルは相性の良い成分。
そしてキャピキシル5%、リデンシル3%と育毛に効果をあらわす有効成分値を配合している育毛剤です。
アンドオーガニック スカルプエッセンス EXの口コミ
今3本目ですが、お陰様で髪の毛が生えてきました!!
これからも使い続けて増毛したいです。
初めて頭皮用の商品を使いましたが、悩んでいた痒みとフケがだんだん気にならなくなってきました!
アンドオーガニックさんの商品なので、安心でした。
最近、スカルプの広告を良く見るので、使った方がいいかなと気になっていました。
and Organicは、シャンプーを使っていて気に入っているので、エッセンスも注文。
2~3ヶ月で効果を感じられるようなので、毎日つけてマッサージしようと思います。
使用感もスッキリした感じで気持ち良いです。
スッキリした使用感が好きな人にはおすすめの育毛剤になります。
育毛剤なら男性でも女性でも使えるので、効果&使用感で選ぶのもありです。
ディウ・シェリエスカルプエッセンス
育毛成分は3つ
・キャピキシル
・アナゲイン
・プロヘアリンβ4
✔ 毛包の成長を促す作用のキャピキシル
✔ ヘアサイクルの休止期から成長期への移行を促すアナゲイン
✔ バルジ領域にある毛包幹細胞を活性化させるプロヘアリンβ4
キャピキシルの配合は2%ですが、複合成分の力で育毛作用を発揮します。
まとめ
キャピキシルやリデンシルなど、エビデンスのある成分の育毛剤が増えてきました。
開発者はエビデンスを重視しますからね。
その他にもフラーレンやセファランチンなど古い成分で育毛効果が再評価された成分もあります。
これからの育毛剤は、エビデンスのある成分の組み合わせ。
新しい組み合わせや、再評価された成分を配合した育毛剤が発売されたらその効果の解説とともに紹介していきますね。