最近抜け毛が多いんだけど・・・・。
なんか、ハゲてない?
女性も薄毛に悩む時代。男性の薄毛の原因のほとんどがAGA(男性型脱毛症)なのに対して女性の薄毛の原因は様々。
薄毛の原因がわかならいと治療方法を間違えてしまい、薄毛が改善しない可能性が高くなります。
自分の症状を的確に把握することが女性の薄毛治療の第一歩です。
まずは女性の薄毛の原因を調べてみましょう。
女性の薄毛の原因
男性の薄毛の原因のほとんどはAGAです。
でも女性は違います。
あなたの薄毛対策がうまくいっていないのは、自分はAGAだと思っていたからではないですか?
女性の薄毛の悩みの対策はまず自分の症状を知ることから。症状がわかれば的確な薄毛対策がとれるはずです。
びまん性脱毛症
実は女性に多い脱毛症はこのびまん性脱毛症です。
AGA(男性型脱毛症)が、髪の生え際または頭頂部から薄毛が広がっていくのに対して、びまん性脱毛症は髪全体が少なくなっていきます。
そのため初期症状に気づきにくく、地肌が目立ってきてからあわてることに!
抜け毛が多いなと思ったら抜け毛の状態を確かめたり、髪のボリュームをチェックしてみましょう。
びまん性脱毛症の原因
30代後半から中年期に多くみられる症状です。
ダイエットや過度のストレスによるホルモンバランスの乱れも大きな要因となっています。
経口避妊薬もびまん性脱毛症の原因といわれています。髪が全体的に少なくなっていくので、初期症状には気が付きにくいので経口避妊薬を使用している人は抜け毛を良くチェックしてみましょう。
毛根チェックの仕方
①正常な毛根
毛根が丸くなっている。先が白っぽくなっているのは毛根鞘(もうしょうこん)になります。毛根鞘(もうしょうこん)の特徴は半透明でゼリー状であること。皮脂の付着と見分けがつきにくい。
②毛根が細くなっている
細長い毛根は、成長していない証拠。毛根が細いと太い髪が育たず、髪が細く頼りない感じになります。薄毛対策が必要ですが、毛根の力が弱っている状態なので育毛ケアでもまだ間に合います。
③毛根が黒い
血流が悪く髪に栄養が行き渡らないと、毛根が黒くなります。食生活を見直しましょう
④毛根の周りに白い塊がある
毛根の周りにある白い不透明な塊は、皮脂の塊です。毛穴につまった皮脂が抜け毛にくっついている状態になります。皮脂をとるシャンプーでスカルプケアをしましょう。
⑤毛根の先から毛が生えている
毛根の先に尖ったものが出ているのは、次に生える毛が一緒に抜けてしまった状態。毛根が頭皮に根付けてないので次に生える毛が一緒に抜けてしまっています。早めに薄毛対策をしましょう。
⑥毛根が丸くない(ギザギザ・うねりなど)
毛根がギザギザしている、うねっているなど丸くない形をしているならば、ダイエットや過度のストレスが原因です。ダイエットの方法を見直したり、ストレスを発散するようにしましょう。
⑦毛根が無い
脱毛症の可能性が高くなります。早めに薄毛対策を始めましょう。
びまん性脱毛症の対策
びまん性脱毛症はヘアサイクルの休止期が長くなったため、髪が育ちきらないうちに脱毛してしまう傾向にあります。
対策としては育毛剤や発毛剤の使用が効果的な対応方法です。
粃糠性(ひこうせい)脱毛症
頭皮の環境が悪く、フケが多量に出る場合になりやすい脱毛症。この大量のフケが頭皮に炎症を起こしさらに悪化することもあります。
細かいフケが増えたら食生活、生活習慣、使用しているシャンプーやヘアケア剤を見直すことから始めましょう。
粃糠性(ひこうせい)脱毛症の原因
粃糠性(ひこうせい)脱毛症の対策
食生活と生活習慣を見直してみて下さい。インスタント食品ばかり食べている栄養バランスの乱れ、夜更かしによる睡眠不足もひこう性脱毛症の原因になります。
また頭皮の洗いすぎ、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しもひこうせい脱毛症の原因となります。
洗い心地のやさしい「アミノ酸シャンプー」や「オイルシャンプー」に変えてみるのもひとつの手段です。
円形脱毛症
円形脱毛症は、頭髪が円形または楕円形の脱毛が突然発症する脱毛症。いわゆる10円ハゲというやつで、髪の一部がまとめて抜け落ちてしまいます。
髪だけではなく、まゆ毛やまつ毛なども抜け落ちることもあるのが円形脱毛症です。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の対策
円形脱毛症の特徴としては、何かしらの病気が関係しているかもしれないことです。
甲状腺疾患や膠原病(りゅうまち)などが要因となって円形脱毛症を引き起こす場合もあります。
またアトピー性皮膚炎なども頭皮に発症すると円形脱毛症の原因に。
円形脱毛症が出来てしまった時には、病院で原因を調べてもらいましょう。
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は髪の引っ張りすぎで脱毛していまう症状です。
ポニーテールやお団子などいつも同じ髪型にしていることが脱毛の原因になります。
またエクステやコテを使っている人も髪の引っ張りすぎには注意しましょう。
牽引性脱毛症の対策
牽引性脱毛症の対策としては、髪型を変えること。
髪の長い人は髪の重量が頭皮にかかってきます。気分転換にもなるので、ショートヘアなど髪型を変えてみましょう。その時に髪の分け目を変えることも、牽引性脱毛症には効果的です。
家で出来るケアとしては、頭皮マッサージがおススメです。
弱った頭皮の血行をよくし、栄養が行き渡るようにしてみましょう。
産後脱毛症
産後のホルモンバランスの変化によるヘアサイクルも乱れが原因です。ヘアサイクルの成長期が短く、休止期が長くなってしまったため薄毛になりやすくなっています。
産後のホルモンバランスが整ってくると自然に髪が増えてくることが多いので、あまり気にせずにリラックスすることが必要になります。
産後脱毛症の対策
産後脱毛症の対策としては、身体は次の髪を生やす準備をしています。
髪を生やすための頭皮マッサージや栄養補給を心がけましょう。
産後脱毛症は出産後2~3ヵ月がピークです。これ以上の期間おいても薄毛の症状が改善しないようであれば、育毛剤や女性用発毛剤の使用を検討してみて下さい。
FAGA(女性型脱毛症)
女性でもAGA(男性型脱毛症)が発症することがあります。その原因は男性ホルモン。加齢やホルモンバランスの乱れによって、女性ホルモンが減り、男性ホルモンが増えることで女性もAGAになることがあるのです。
女性のAGAは男性とは違い、ハゲあがることは少ないです。
男性の場合、薄毛が進行して髪の生えていない部分ができかなり目立つことになりますが、女性の場合、女性ホルモンの減少が原因になるので髪全体が薄くなることが多くなります。
FAGA(女性型脱毛症)の原因
FGAGの対策としては、診療ガイドラインにまとめられています。
出典:日本美容医療協会
自宅でケアする場合は育毛剤や発毛剤の使用が効果的です。
FAGAの認知が広がったため、AGAクリニックでも女性の診療を行ってくれるところも増えてきています。
男性のAGA治療も「ハゲが治せればノーベル賞がとれる」といわれているくらい難しいものなので、FGAGかもと思ったときは、AGAクリニックに相談してみましょう。
結論
男性の薄毛はほとんどがAGAによるものです。
しかし、女性は違います。まず自分の症状がどれにあてはまるのかを把握なければ適格な対応はとれません。
これが女性の薄毛の治療を困難にしている大きな原因となっています。
自分がどれに当てはまっているのかがわからないという人は病院に相談してみましょう。