再評価された成分セファランチンの効果【育毛剤トリカH】

髪の長い女性 FAGA
薄子
薄子

セファランチンって円形脱毛症に効果のある成分じゃないの?

FAGAにもセファランチンって効果があるの?

円形脱毛症の薬としては実績のあるセファランチンは、AGA(男性型脱毛症)への効果が再評価された薬です。

評価方法の確率や、AGA(男性型脱毛症)の原因の解明が進んでいくにつれて、再評価される成分が出てくるようになってきます。

特に、女性の薄毛の原因は様々なので、セファランチンが適応する症状も解明されてくるのではないでしょうか。

再評価される成分

再評価

育毛剤の成分として古くから使われているものは、センブリエキスやニンジンエキス、クジンといった生薬が多いという特徴があります。

まだ、薄毛の原因の解明が進んでいなかった30~40年前は、こういった「血流改善」作用が期待できる成分が育毛剤の主流でした。

こういった古い成分の中でも、再評価される成分が出てくるようになりました。

育毛成分の評価試験の方法が変わってきた理由

評価試験は人で行う前に、細胞レベルの評価を行います。

人で行う試験を「in vivo」、細胞レベルで行う試験を「in vitro」と言ったりします。

これまでの育毛成分の評価は、実際に人が試して効果があったものを育毛成分として育毛剤に使用してきました。

そのため、「血流改善」の作用が多いものが多かったのです。

ただ、この評価方法だと「個人差が大きくでてしまい」、あまり正しい評価方法とはいえませんでした。

最近は「in vivtro」試験の方法が確率されてきて、新しい評価方法での評価がひとつの基準となってきています。

「in vitro」(細胞レベル)で評価するメリット

メリット3つ

・使用する細胞が決まっているので、評価の基準が一定

・使用する細胞が、いつも同じコンディション

・「個人差があります」といった、あいまいな基準がない

✔ 使用する細胞が決まっているので、評価の基準が一定

初めから、ヒトで評価してしまうと一体何が原因で育毛作用が得られたのかが、まったくわからなくなってしまいます。

最も混同したくないのが、「一時脱毛」です。

「一時的な脱毛」は生活習慣の変化や、ホルモンの変化などで起こることがありますが、これは一時的な症状で、時間とともに自然に治ることもある症状です。

「一時脱毛に効果あり」な育毛剤というのは、「自然に治る症状の改善を早めただけ」であり、頭皮環境を防ぐ他の成分でも効果があったのでは?という疑問を残すことになります。

(例えば、頭皮環境を整えるための保湿剤とか)

✔ 使用する細胞が、いつも同じコンディション

細胞レベルで評価する「in vitro」評価のメリットの2つ目は、細胞のコンディションを一定に保てるということ。

試験管評価といわれますが、

・細胞の培養環境が一定

・細胞の培養成分も一定

と限られた環境によって評価を行えるので、本来の成分の効果を「見える化」しやすいという点にあります

髪が生えるということは、ミノキシジルを使った評価でも、3~6ヵ月はかかってしまうもの。

その間に、季節は替わり、外気温は上下し、人の生活環境も変わってしまっては、これも評価を行う上で、「一体何が原因で?」という疑問を残すことになります。

医薬品の場合、治験といった評価方法である程度一定の基準で評価を行うことができます。

例えば、育毛成分の血中濃度を測定して、育毛作用との相関性を評価するなど、別の評価基準を設けてより精度の高い「作用の評価」を行っています。

【東京・大阪限定】AGA治療を無料で受ける方法【個人輸入の薬を使うより安全】
AGA治療を無料で受けらる方法があるのを知っていますか?それは「治験」に参加することです。新薬の開発に必要な試験ですが、もちろん人に対して安全性は確認されている薬を使います。健康診断、医師の診療、必要な検査は全て無料。無料で「治験」に参加することで、AGA治療薬の効果の出方も血液検査によってわかります。

ただ、化粧品である育毛剤の評価だと、血液検査をして成分の血中濃度を評価することは難しく、「髪が生えた」「髪が生えない」といった評価のみになってしまいがちなのです。

✔ 「個人差があります」といった、あいまいな基準がない

最初から、「効果には個人差があります」といった、あいまいな基準で評価するより、「髪を生やす細胞に効果のある成分」といった、明確な評価基準を設けられることにあります。

育毛評価に用いられる細胞

細胞の働き

最近の育毛研究に用いられる細胞はヒト毛乳頭細胞とヒト外毛根鞘細胞の2種類があります。

この2つの細胞はどちらも「髪を生やす細胞」になります。

こういった細胞が評価に用いられるようになった背景は、「細胞の培養が市販されるようになった」という点にあります。

細胞は私たちの身体の中で連携して、働いています。

細胞を取り出して、その細胞のみを培養するには、細胞が生きていける環境を整えてあげなければなりません。

その「細胞が生きていける環境」を整える作業が難しいものについては、評価した細胞の入手が困難だったります。

技術がすすむと、「細胞が生きている環境」の条件が整いやすくなり、細胞評価が一般的にできるようになると、これまで育毛剤として使用されてきた成分の再評価を行うことが出来るようになるわけです。

育毛成分として再評価された成分

再評価された成分3つ

・ニンジンエキス

・クジンエキス

・セファランチン

参考文献:育毛薬剤の開発と評価方法(これまでと今後)(2018年)

この3つの成分は、古くから育毛成分として使用されてきた成分たちです。

この細胞レベル(in vitro評価)ができたことで、「一時脱毛に効いたわけではなかった」ことが証明されました。

これを受けて、ニンジンエキスやクジンを使用した、新しい育毛剤はまだみかけませんが、セファランチンを使用した新しいタイプの育毛剤は販売されるようになってきています。

古くて新しい成分【セファランチン】

セファランチンは、ツヅラフジ科の植物タマサキツヅラフジから抽出したアルカロイドです。

セファランチンの歴史は古く、中国や台湾で民間薬として使用されてきた歴史があり、日本では1914年に初めて薬効が報告された成分でもあります。

セファランチンは【円形脱毛症】には保険適用で治療に使われる成分でしたが、AGA(男性型脱毛症)に対しては、エビデンスがなく使われてこなかった成分でもあります。

このエビデンスの重要性は、「ハッキリと効果がある」といったことを証明することでもあるので、とても重要な要素。

以前はセファランチンの外用薬も使用されていたようなのですが、今では内服薬のみになっています。

セファランチンのAGA(男性型脱毛症)に対する作用

AGAクリニックでも用いられる治療法で成長因子をを頭皮に導入する治療方法があります。

【2021年最新】成長因子導入治療を行っているクリニックまとめ【HARG療法との違い】
HARG療法はきいたことはあるけど、メソセラピー・メソ療法との違いはわかりますか。HARGカクテルを使用しているのが、HARG療法、それ以外の成長因子を使用してるのはメソセラピー・メソ療法と呼ばれています。どちらの治療法も成長因子を頭皮に導入するのが治療の最大のポイントになります。

セファランチンは「髪が生える」に作用する成長因子のひとつである、IGF‐Ⅰを活性化することがわかってきました。

セファランチン外用剤をした試験でも、髪を太くする作用が認められ、髪の成長速度を速める作用も確認できています。

この結果から、セファランチンの育毛作用は再評価されました。

セファランチンを使用した育毛剤「トリカH」

トリカH

トリカA&H

トリカは朝晩と2本を使いわけるタイプの育毛剤です。

・トリカH

・トリカA

トリカHには頭皮環境を整える成分が配合されています。

抗酸化力の説明

パントエア菌LPSが頭皮の保湿を行い、フランス海岸松ポリフェノールが頭皮の酸化を抑えてくれます。

トリカAには育毛成分が配合されています

セファランチンの説明

トリカAに配合されている2大成分の、βーグリチルレチン酸が頭皮の炎症を抑えて、セファランチンが成長因子IGF‐Ⅰを活性化させることで、髪を太くし、髪の成長速度を速めてくれます。

お試しセットの説明

まとめ

育毛剤は、変革のとき。

新しい成分や再評価された成分を使用した育毛剤の開発がさかんに行われています。

こういったエビデンスに基づいた評価された成分を使う方が、育毛効果が期待できるのは当然のことです。

また、新しい細胞評価方法が加われば、さらに育毛作用のある成分がわかってくると思います。