抜け毛が気になり始めた・・・。まだ20代だし将来ハゲたくない。
育毛対策って何をすればいいんだろう。
薄毛は気になるけど、どういった育毛ケアをしらいいかわからない。いろいろな育毛剤・発毛剤を使ってみたけど効果がでない・・・、とお悩みの人は『トータルケア』を考えていないのではないのでしょうか。
育毛・発毛をすることは本当に難しい。
【発毛が改善できたらノーベル賞がとれる』と言われていますから。
でも、そこで諦めたら試合終了です。
薄毛は進行します。荒地を放置するとどんどん広がっていきそのうち広大な荒地が広がっていくのと同じ原理です。
アレ、薄くなってきた?と気づいたときに少しずつケアをしていくことで、荒地が広がっていくことは食い止められます。
【早期対策が必要なわけ】薄毛は進行します
下の図をご覧ください。
第一段階(Ⅰ)
生え際に薄毛が進行し、額の面積が広がってきます。見た目に問題がないためAGAが始まっていると気付かない方が多い初期ステージになります。
第二段階(Ⅱ、Ⅱa、Ⅱvertex)
生え際の進行に加え、髪全体のボリュームの減りも目立ち始めます。併せて、頭頂部に薄毛が進行する方(O型)、額の進行が激しい方(M型)で見栄えも変わってきます。
第三段階(Ⅲ、Ⅲa、Ⅲvertex)
前頭部の進行と頭頂部の進行が少しずつつながってきます。前頭部に早い進行が見られるM型の方も、頭頂部に薄毛が見られるようになります。第三段階では明らかにAGAであると診断しやすい特徴が表れています。
第四段階(Ⅳ、Ⅳa)
生え際・頭頂部ともに頭皮が見える面積が広がっています。治療をお考えの方は、第四段階までに開始すると結果が出やすいといわれています。
第五段階(Ⅴ、Ⅴa)
前頭部の進行と頭頂部の進行が完全につながってしまいます。全体の1/3ほど頭皮が見える程の状態で、薄毛・発毛治療の結果が出にくくなってくるステージです。
第六段階(Ⅵ)・第七段階(Ⅶ)
M型O型の区別がつかないくらい、薄毛の部分が広がります。ここまで進行してしまうと、増毛施術を選ぶ方が多くなります。
出典:アンファー
頭のてっぺんだろうと、生え際M字だろうと、前頭部おでこからだろうと、時が経つにつれて髪がない部分が広がっていきます。
20代であれば、第Ⅰ段階、第Ⅱ段階である人が多いでしょう。ただ薄毛は進行します、ということは対策をしないで放っておくと、薄毛はだんだんと広がっていくことになります。
20代の育毛・発毛が難しいと言われる理由
・個人差が大きい
・薄毛になる原因が複雑
個人差が大きい
薄毛になる年齢・スピード・原因がこれといった決めてがないのが現状です。
出典:Hair Research.Springer, Berlin Heidelberg New York:1981:287-293
年齢
20代で薄毛を発症する人もいれば、40代で発症する人もいる。日本人の3人に1人は将来薄毛になるとも言われています。
スピード
一気に加速する人もいれば、ゆるゆると進行していく人もいます。薄毛の状態によってケアの方法が違うのも当然のことになります。
原因
薄毛の原因の90%はAGA(男性型脱毛症)だといわれています。男性型脱毛症は男性ホルモン(テストステロン)が原因のひとつになっています。このテストステロンが脱毛因子(TGF-β)を増やし、薄毛を進行させていきます。
薄毛は遺伝的要素が強いこともわかってきました。男性ホルモンの活性が高い人は薄毛になりやすい。子孫を残すために身体の備わったものが薄毛の原因になるとは現実は悲しい・・・。
薄毛になる原因が複雑
薄毛になる原因もさまざまです。
・薄毛遺伝子
・生活習慣
・ミノキシジルが効かない遺伝子
✔ 薄毛遺伝子
最近の研究では母方の祖父が薄毛の場合、50%の確率で薄毛遺伝子を引き継いでいる可能性があることがわかってきました。これは隔世遺伝といわれ、 先祖にあった劣性形質が世代をへだてて子孫に現れる現象です。両親には発現しなかった祖父母の形質が孫に現れたりします。薄毛遺伝子がある人の約半数は遺伝子が発現し薄毛になる可能性があります。
✔ 生活習慣
頭皮は髪を育てる畑のようなもの。栄養素が足りなかったり、栄養素を利用できないような生活習慣をしていては頭皮は荒地になってしまいます。また皮膚炎や湿疹、あせもなども脱毛の原因になるので、このような症状のある人は早めに皮膚科で治療を受けましょう。荒れた土地(頭皮)によい作物(髪)は育ちません。
✔ ミノキシジルが効かない遺伝子
薄毛遺伝子があるように、薬剤に対する反応の違いが大きくでるのも薄毛対策を難しくしている原因です。ミノキシジルの外用剤は発毛効果が高い薬です。しかし「ミノキシジル』が効かない人もいるのは事実です。その原因は「硫酸転移酵素遺伝子」が発現していない人です。
20代であれば、まだ充分な時間があります!この先薄毛が進行してきたら治療の選択肢を増やすために、今から「硫酸転移酵素遺伝子」を発現させておきましょう。
20代の育毛・発毛はトータル的に対策する
抜け毛が気になり始め、育毛対策を考えるときに一点だけ対策をしていませんか?シャンプーだけとか、育毛剤だけとか・・・。その方法だとなかなか結果がでないことも。
薄毛対策はトータルケアで考えましょう。
20代の育毛対策
シャンプー(カッコンエキス・ゲンチアナエキス配合)
↓
男性ホルモン抑制作用のあるサプリメント・医薬品の摂取
↓
育毛剤または発毛剤
↓
赤色LED搭載のスカルプケア
薄毛はいろいろな原因が重なり合って、効果的な対策が立てづらくなっています。育毛剤・発毛剤を使ったから、シャンプーをスカルプ用に変えたからといって効果があるとは限らないのです。
薄毛の治療期間が長いことも原因のひとつです。育毛剤・発毛剤を使っても効果が確認できるのは、3~6カ月後です。効果があるかどうかわかならいものを6カ月も使ってみても、結果効果があまりみられないと結局投資した金額がムダになってしまいます。
いろいろ試してみたいという人ならば、そういった方法もあると思います。
人によって効果の出方は変わってきますからね。
薄毛に悩んでいる人のほとんどは、薄毛を改善したい、薄毛の進行をくい止めたいと思っているのではないでしょうか。
20代であるなら、まず土台をつくってください。
育毛・発毛は農業と同じ。頭皮を開拓し髪が生えやすい環境をつくってあげることが、育毛・発毛対策の第一歩です。
シャンプーで頭皮の開拓
まず始めに頭皮を育毛・発毛に適した環境にしてあげます。つまりは頭皮の開拓です。
カッコンエキス・ゲンチアナエキスは「硫酸転移酵素」を増やしてくれる働きがあります。
シャンプーを選ぶ基準
・カッコンエキス配合
・ゲンチアナエキス配合
・スカルプシャンプ-
身体の中からのケア【男性ホルモンの抑制】
男性ホルモンを抑制することで、育毛・発毛に効果があることがわかっています。
男性ホルモンを抑制する2つの方法
・ノコギリヤシを配合したサプリメント
・フィナステリド(プロペシア)・デュタステリド(ザガーロ)
✔ ノコギリヤシの男性ホルモン抑制効果
中高年の頻尿対策用として販売されているノコギリヤシですが、その作用は「男性ホルモンの抑制」です。サプリメントで入手しやすく、価格も安価なので手軽に試すことができます。
✔ フィナステリド(プロペシア)・デュタステリド(ザガーロ)
病院で処方してもらう、医療用医薬品です。サプリメントと比較すると男性ホルモン抑制作用はこちらの方が高いです。ただ、処方薬なので医師の診察後、処方してもらうという手続きをとらなくてはなりません。病院へ行くというハードルが高いと感じる人もいると思います。また、よく知られている副作用としては男性機能の低下がみられることがあります。
育毛剤・発毛剤は効果で選ぶ
育毛剤:キャピキシル配合の育毛剤またはイクオスEXプラス
発毛剤:ミノキシジル1%または5%の発毛剤
✔ 育毛剤
キャピシキル配合育毛剤またはイクオスEXプラス、この2種類の育毛剤については育毛効果のデータを出しています。
育毛剤の作用は脱毛の進行を止めることにあります。20代で薄毛の進行が初期段階であれば、髪はこのような状態です。
髪が育ちきる前に抜けてしまったり、細いまま育ってしまったり。このような状態であれば頭皮環境を整え、栄養を与えることで、ヘアサイクルが元の状態に戻る可能性も高いのです。
育毛剤の利点は副作用がほとんどないので、育毛効果の高いものであればミノキシジルが合わない人や、薄毛の初期段階の人に使って欲しい薄毛対策アイテムです。
✔ 発毛剤
発毛剤はミノキシジル配合のものが薄毛対策に効果があります。配合量は市販のもので5%が最高濃度になりますが、ミノキシジルを使うと頭皮が熱くなったり、頭皮のべとつきを感じるなど副作用や使用感に課題は残っています。
ミノキシジル配合の発毛剤が合わないという人は1%配合を使ってみるという方法もあります。高濃度のものより副作用は少なくなりますし、身体が慣れてくるということもあるのでミノキシジル5%が合わなかった人は、ミノキシジル1%で試してみてください。
薄毛がだいぶ進行してしまったという人は、ミノキシジル5%の使用をおすすめします。
トドメの赤色LED搭載の頭皮マッサージ器
20代の薄毛対策のとどめとして頭皮マッサージ器の使用を検討してください。頭皮マッサージ器がメインではなく、赤色LEDを頭皮に当てることが本当の目的です。
赤色LEDは皮膚科学会のガイドラインでも、AGAの治療方法として推奨されています。
出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
赤色LEDは野菜の成長を促す光として植物工場などで有効利用されてきましたが、細胞の活性作用もあることがわかり、美顔器や頭皮マッサージ器に使われるようになった技術です。
ある一定の赤い光を当てるだけなので副作用もなく、消耗品でもない。しかも、効果はAGAガイドラインで保証済です。
これまで、薄毛対策をしてきたけど効果があまりみられなかったという人は、トドメの対策として赤色LEDの使用を考えてみてください。
結論
・薄毛対策は早めに始めると効果がでやすい。
・薄毛対策はトータルで考えること。
20代であれば、毛母細胞もまだまだ元気なはず。頭皮環境を発毛しやすい環境に整えてあげて、育毛対策をしっかりやることで将来、ハゲるかハゲないかの分かれ道になると思いませんか。