
抜け毛が増えて、髪が少なくなってきたから薄毛対策を始めたんだけど、あまり効果が感じられない。
どうしたらいいんだろう・・・・。
薄毛対策に失敗しない方法
・最初からあれこれ試さない
・自分の薄毛部分を確認する
・薄毛になった原因を考える
・自分の薄毛履歴を確認する
あれこれ試さない方が薄毛対策がううまくいきやすい理由

薄毛対策がうまくいかない人は、情報に振り回されてあれこれ試している傾向にあります。
「髪が生えてきた! 」と思っても、どの対策がうまくいったのかわからなくなってしまい、「食事の改善で髪が生えてきました。」とか、「生活習慣を変えたら髪が生えてきました。」と思い込み、これまでやってきた有効な薄毛対策をやめてしまうことになりかねません。
薄毛になったしまったのには原因があり、それに合った対策をすることが薄毛治療を成功させることに繋がります。
薄毛対策がうまくいかない人は、ぜひ一度、自分の薄毛の状態を確認することから始めてみて下さい。
自分の薄毛部分を確認する
薄毛の原因は男性ならAGA(男性型脱毛症)である可能性が高いです。
AGAの場合、ハゲ方がパターン化されているので判別もしやすいです。
細胞の機能から、側頭部や後頭部は男性ホルモンの影響を受けることがありません。

側頭部や後頭部から薄毛になっている人は、円形脱毛症など別の症状になるのでAGA治療は意味がありません。
そんな時は、AGAクリニックでAGA以外の薄毛治療(円形脱毛症・びまん性脱毛症)を行っているクリニックか、薄毛治療を行っている皮膚科を受診するようにしましょう。

薄毛になった原因を考える
薄毛になった原因を一度考えてみて下さい。
栄養不足や睡眠不足であるなら、体調も悪いはず。
体調不良とともに「抜け毛が増えた」と感じるなら、一時脱毛である可能性も考えられ
ます。
そんなときは、まず抜けた髪を確認してみて下さい。
太くてカットした痕がある髪が抜けている場合は一時脱毛の可能性も考えられます。

細くてカットした痕がない髪が抜けているのであれば、AGAの可能性が高くなります。
太くてカットした痕がある髪が抜ける一時脱毛の場合なら、食事の改善や質の良い睡眠などで改善する場合もあります。
一時脱毛なら、副作用の少ない育毛剤も効果があります。

一時脱毛なら頭皮全体の髪が抜けてくることもあるので、全体的に髪が薄くなったなと感じているなら、生活習慣を見直してみるのもありです。
自分の薄毛履歴を確認する
抜け毛が気になってから、どのくらいの期間がたったのかを思い出してみて下さい。
一時脱毛なら、急激に髪が抜けているはずです。
AGAの場合なら徐々に進行していきます。
前頭部や頭頂部の髪が少しずつ抜けていきます。
いわゆる、M字ハゲ、O字ハゲといわれるのはAGAの特徴になります。
自分の薄毛の状態がAGAの特徴に当てはまるのあれば、AGA対策を行っていきましょう。
正しいAGA対策の手順

・男性ホルモンを止める
・髪を生やすための対策を行う
AGA対策はシンプルです。
まず始めに2つのことを手順通りに行っていけばAGA対策は出来ます。
男性ホルモンを止める
AGAの原因はジヒドロテストステロンが、毛包を攻撃することで髪を生やす細胞の機能が失われて髪が生えなくなることです。
まずは、フィナステリドやデュタステリドで男性ホルモンを止めましょう。
薄毛が始まったばかりの人であれば、フィナステリドの投与で髪が生えてくることあります。
副作用の点からフィナステリドが第一選択となります。
頭皮には5αリダクターゼⅡ型が多いので、フィナステリドで充分な効果が得られることが多いです。
フィナステリドでは効果がみられないといった人にのみ、デュタステリドが処方されます。

内服薬だけの治療なら、オンライン診療が手軽なのでおすすめな方法です。

髪を生やすための対策を行う
髪を生やす作用のあるのは、発毛剤のミノキシジル
ミノキシジルの5つの作用が髪を生やす細胞に働きかけます。

一時脱毛や円形脱毛症にも効果があるので、髪の薄くなったところが気になる人にも効果があります。
基本の2つの対策を行っている人向けの+αの対策
・赤色LED搭載の頭皮マッサージ器
・カッコエキス・ゲンチアナエキス配合のスカルプシャンプー
・シスチン配合のサプリメント
赤色LED搭載の頭皮マッサージ器
赤色LED治療は、「男性型脱毛症および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年」にも収載されている発毛効果が確認された治療方法です。
市販品は簡易的な装置ですのでAGAクリニックで使用しているものより精度は落ちますが、薄毛対策プラスαで使用するには良いアイテムです。
毛包だけではなく、細胞を育てる働きがあるので美顔器としても使用可能です。

カッコンエキス・ゲンチアナエキス配合のスカルプシャンプー
ミノキシジルを使っている人向けにおすすめできるスカルプシャンプーです。
ミノキシジルは体内の硫酸転移酵素によって、硫酸ミノキシジルに変換されてることで発毛効果を発揮します。
この硫酸転移酵素ですが、遺伝的に活性が低い人がいます。
ミノキシジルを使用している人で、あまり効果がないなと感じている人は、硫酸転移酵素の活性が低い可能性が考えられるので、酵素を活性化させるカッコンエキス・ゲンチアナエキス配合のシャンプーを使ってみるものおすすめな方法です。

シスチン配合のサプリメント
シスチンもミノキシジルの効果をブーストしてくれる成分。
ミノキシジルを使用している人は、シスチン配合のサプリメントもおすすめです。

ここまでが「失敗しない薄毛対策」になります。
ただ、髪を生やす細胞のダメージが大きい場合、更にテコ入れするための治療を行う必要があります。
それは成長因子導入などのAGAクリニックで行う治療や植毛といった方法になります。


まとめ
食生活や生活習慣、サプリメントで髪が生えるといった情報はかなりレアケースだと思ってください。
髪が抜ける程栄養が不足しているのであれば、当然体調もかなり悪いはずなのです。
またスカルプシャンプーもあまりおすすめできません。
シャンプーを変えることより、シャンプーの洗浄成分をよく洗い流すことを心がけましょう。
育毛剤も髪を生やす効果のあるものもありますが、ミノキシジルの方が髪を生やす力は強いので、ミノキシジルが適応する人はリアップなどの市販品でも効果は期待できます。
髪が生えていないところに、髪を生やすのは細胞が受けたダメージを回復するところから始まります。
市販品では産毛しか生えてこないではなく、産毛が生えるようになってきたと考えて下さい。
やってはいけない薄毛対策もあります。
それはダーマペン。
塗り薬を頭皮に導入すると、細胞へのダメージが加速します。
AGAクリニックではダーマペンを使用して頭皮にミノキシジルを導入する治療方法がありますが、導入する液剤は塗り薬とは違うものを使用しています。
細胞にダメージを与えない液体を使用し、浸透圧なども考慮したもを使用しているので、市販の塗り薬を頭皮に導入するような危険な行為は避けるようにしましょう。