抜け毛が増えてきたと思ったら、おでこが広くなってるじゃん。
鏡をみて、広くなったおでこに気づき、薄毛に愕然とした人もいると思います。
なんとかしなければと手当たり次第に育毛対策をするのは無駄です。
薄毛は進行するので、対策をするなら少しでも効果のある方法を選択しましょう。
あまり効果のない薄毛対策もあるんだ。
やってはいけない薄毛対策8選【これ効果ないですよ】
薄毛対策にはいろいろありますが、「やれることは何でもやっておきたい!」という気持ちはわかりますが、あまり意味のないことに力を入れても髪は生えてきません。
髪が生える機能を理解して正しい育毛対策を行っていきましょう。
最後のダーマローラーやダーマペンをセルフで行う方法は、細胞を傷つけるだけなのでやってはいけません。その理由は、ダーマローラーのところで解説していきます。
食生活・生活習慣・睡眠不足
薄毛の原因としてよく言われていることですが、この生活習慣はいわば引き金にすぎません。
男性の薄毛の原因は、男性ホルモンが原因のAGAがほとんど。
男性ホルモンの影響が強く、その他にも生活習慣に問題があると薄毛の進行は加速する可能性はあります。
ただ、生活習慣だけを変えても薄毛の進行は止まらずハゲ散らかすだけです。
もし、食生活を改善をすることで、「髪が生えてきた」という人がいたら、それは、髪が抜けるほど、身体にダメージがあったということです。
育毛対策より先に、身体の健康を取り戻してください。
亜鉛などの栄養不足
亜鉛はなどの栄養不足もよく言われていることですが、亜鉛が不足しただけでは抜け毛が急激に増えることはありません。
そもそも、人の身体の機能として栄養不足が起きているであれば、他にも症状がでるはず。
・ビタミン不足になると口元に吹き出物ができる
・ビタミン不足になると疲労感がある
・ミネラル不足になると足がつる(こむら返りが起こる)
・亜鉛不足になると味覚障害が起こる
身体が機能不全になる前にこういった信号を出して、身体の不調を伝えてきます。
髪がごっそり抜けるほど亜鉛やタンパク質が不足しているのであれば、すでに味覚障害を起こしている可能性があります。
亜鉛を補給しよう!というのは、薄毛治療を始めて髪を生やす時に、髪に必要な栄養素も補充しておいたほうが効果が得やすいからなのです。
ですので、サプリメントだけで薄毛対策をすることは無駄になってしまいます。
育毛対策とともにサプリメントや食事で髪を生やすための栄養素を補給するようにして下さいね。
わかめを食べると髪が増える
これも迷信です。
わかめを食べても髪は増えません。
ガゴメ昆布フコイダンなどの海藻成分に育毛効果があることはわかっていますが、食べて効果があるかまではまだ検証されていません。
海藻が好きならペルペチアカナリクラタエキス配合のイクオスEXプラスなどの育毛剤をおすすめします。
シャンプーで抜け毛が増える
シャンプーに含まれる、ラウリル硫酸などは髪に悪い影響を与えるなど嫌われ者の代表です。
これにも一理あるのですが、髪が抜ける原因としてもっと悪影響を与えているのは、「洗い残し」です。
特に整髪料などを使っている人は、整髪料を洗い残してしまう方が頭皮に悪影響を与えます。
シャンプーやリンスの成分もしっかり洗い流すことをまず心がけましょう。
薄毛が広がるのが怖い!という人は、シャンプーを変えること検討して下さい。
頭皮に与える影響が少ない、アミノ酸系シャンプーはおすすめです。
スカルプシャンプーは思春期から20代前半くらいの特に皮脂が多い人には必要なこともあると思いますが、頭皮の皮脂が気にならないくらいの人は、市販のシャンプーでかまわないのでよ~く洗い流すようにして下さい。
シャンプーを変えるのであれば、カッコンエキスかゲンチアナエキス配合のシャンプーをおすすめします。
その理由は、ミノキシジルの効果をブーストしてくれるからです。
頭皮の血流不足で抜け毛が増える
頭皮に血流がいかないと、髪が抜ける。
これは理論的ですが、頭皮に血流がいかないだけでは抜け毛が大量に増えることは考えにくいものです。
頭皮の血流が不足してハゲになるという話も少しねじれて伝わっています。
薄毛の原因は男性ホルモンです。
男性ホルモンの影響にプラスして、頭皮の血流が悪いと薄毛の進行が加速する可能性はあります。
頭皮の血流不足を解消し、育毛も出来る赤色LED搭載の頭皮マッサージ器があるので、これなら育毛対策になりますよ。
赤色LEDは副作用のない薄毛治療として注目されている方法。
赤色の光を当てるだけで細胞が増殖します。
美顔器としても使用できるので、かなりお得なアイテムですよ。
筋トレでハゲる
確かに、薄毛の原因は男性ホルモンですが、筋トレして増えるのはテストステロンです。
薄毛の原因はジヒドロテストステロンという男性ホルモンです。
筋トレが薄毛の原因ならオリンピック選手はみんなハゲます。
ジヒドロテストステロンについてはこちらを参考にしてください。
筋トレより遺伝的要素の方が薄毛になる確率は高いですよ。
古いタイプの育毛剤を使う
古いタイプの育毛剤の有効成分は、血流改善の効果がある成分を配合しています。
少し前までは、そういった効果の薄いものしか化粧品の成分として配合できなかったのです。
今では毛乳頭細胞に働きかける、リデンシルやキャピキシルなど育毛効果が期待できる成分も開発されてますので、育毛剤を選ぶなら効果が期待できるものを選びましょう。
これまでは、あまり効果のない育毛対策について解説してきましたが、最後は本当にやってはいけない育毛対策について解説していきます。
ダーマペン・ダーマローラーをセルフで行う
薄毛対策のターゲットは毛包細胞・毛母細胞・毛乳頭細胞などの毛を生やすための細胞を活性化させること。
ダーマペン・ダーマローラーで細胞で傷をつけ、細胞の修復機能を利用して細胞の活性化を図ることは可能といえば可能ですが、薄毛対策として意味がありません。
肌の表面は角層という細胞で出来ていますが、角層は外の異物を体内に入れないような構造になっています。
そのため、成長因子やペプチドを肌の表面に塗っただけでは有効成分が髪を生やすための細胞まで届きません。
だから、成長因子やペプチドを導入するための穴をダーマペンやダーマローラーで開けているのです。
細胞を活性化させるために刺激を与えるために使用している訳ではないのでむやみに頭皮に穴を開けるのはやめましょう。
時々塗布剤(医薬品の塗り薬や育毛剤)をダーマペンで開けた穴から導入している人がいるのですが、塗布剤と言われるものはあくまで塗ることを想定して作られています。
肌表面に残り肌荒れしない成分を製品の安定化のために配合しています。
体内に導入することは想定していないので、細胞に悪影響を与え兼ねません。
細胞を活性化させるために行っている行為が、細胞を殺してしまうことになるので絶対にやめましょう。
まとめ
ここで解説したことは、「やっても効果ないよ」ということがほとんどです。
効果は期待できませんが、育毛対策にマイナスになることはありません。
最後にあげた「ダーマペンやダーマローラーをセルフで行う」だけは、細胞を傷つけることもあるので育毛対策にとってはマイナスしかありません。
正しい知識を身につけ、正しい育毛対策を行っていけば、現代の医学ではかなりの確率で髪が生えてくることが期待できるようになりました。
間違った育毛対策は、髪が生える可能性すら奪ってしまうことになるので、無理をせず出来ることから始めていきましょう。