育毛シャンプーって、けっこう高いけど本当に効果ってあるのかな?
みんな、薄毛になったらまずシャンプーを変えろっていうけど、本当なの?
育毛シャンプーの効果
育毛シャンプーに、育毛作用はありません。
30年前は、「毛穴のつまりが抜け毛の原因かも」という話から、毛穴の皮脂を取り除く「スカルプシャンプー」が流行ったような気がしますが、最近の育毛事情が反映されていない単なるネット情報です。
いまだに「薄毛になったらシャンプーを変えろ!」といってしまう人がいるのか、その心理について考えてみました。
ネットで拡散される育毛事情
シャンプーは育毛作用の効果がないため、情報の提供がしやすいためシャンプーを変えろといった情報が流れやすい。
医薬品や育毛剤だと成分の説明や、効果の説明をしなければなりません。
その必要がないのが、シャンプー。
そのため、薄毛のシャンプー伝説が出来あがるわけです。
薄毛になってシャンプーを変えた方がいい人は2パターン
✔ シャンプーをすると違和感がある
シャンプーをしたとき違和感を感じるのであれば、抜け毛が増えていようと、いなかろうと、シャンプーが合わなくなってきたので変えた方が良いです。(当たり前ですが)
そんな人には当然、皮膚に刺激の少ないシャンプーに変えてください。
✔ ミノキシジルの効果があまり感じられない
ミノキシジルの効果があまり感じられない人は、硫酸転移酵素の活性が低いのかも。
ミノキシジルは体内で、硫酸ミノキシジルに変化して発毛する力を発揮します。
この硫酸転移酵素の活性が低い人は、カッコンエキスやゲンチアナエキス配合のシャンプーや育毛剤を使ってみるのもひとつの手段です。
シャンプーを変えることをすすめる人の心理
「3た論法」を信じてしまっているから。
この方法はツイートにもあるように、雨ごい理論と同じ方法。
メキシコのマヤ文明でもにも、こういったシャーマンの地位は高いものでした。
それはなぜかというと、雨が降るときを予知できたと思わせていたからです。
シャーマンの正体は実は「古代の天文学者」
マヤにも天文台があり、シャーマンたちは日々天体観測を行っていました。
この天体観測によって、
1.雨の降る時期を予測し
2.人々に雨ごいをさせ
3.雨が降れば「シャーマンのおかげだ!」と人々は思うわけです。
薄毛になった人も同じ論法でシャンプーを変えた方がいいと思ってしまいます。
1.抜け毛が増えたような気がする
2.シャンプーを変えてみたら、抜け毛が減った
3.シャンプーは変えた方がいい
「3た論法」とは
研究の世界では客観的に判断するために、分母(試験数)を増やします。
それは、たった1回の成功例を、この世の中の成功例にしないためです。
現在の薄毛対策
現在の薄毛対策のほとんどは細胞の機能の改善が主流です。
日本も育毛剤後進国なので、育毛成分の開発は遅れていますが、海外では細胞の機能を改善するような育毛成分が開発されており、それが徐々に日本でも使用され始めてきています。
やらないといけない対策・やった方がマシな対策
薄毛対策にはこの2つがあります。
100%意味がないわけではなく、やった方がまだマシかもと思える対策は、お金に余裕のある人はやってみて損はないですよ、程度のものです。
食生活や生活習慣が悪くて髪が抜けるのであれば、当然体調もかなり悪いはずです。
髪の心配より身体の心配をして、健康診断を受けて医師から栄養と生活の指導を受けた方がいいレベルです。
シャンプーを変えて抜け毛が減った、栄養を摂ったら髪が生えたと思っている人は「一時脱毛」の人。
自然に治る可能性がある人がほとんどなのです。
最新の薄毛治療の方法はこの本でわかります。
「やさしくわかる!毛髪医療最前線」 現在の発毛医療についてどんな治療法があるのか、なぜ発毛効果があるのかがわかります。 Q&A形式で書かれているので、AGA治療に不安がある人、疑問がある人も解決しやすい内容となっています。 |
現代のシャーマンにだまされないように気をつけましょう。