ノコギリヤシのサプリメントって本当に効果があるのかな?
薄毛対策のサプリメントといえば、ノコギリヤシ。
5αリダクターゼ阻害薬として使用されているフィナステリドはノコギリヤシが原型になっています。
ノコギリヤシとは
「ノコギリヤシ」とは、北米のインディアンの間で使用されていたメディカルハーブです。
北米のインディアンに薄毛の人が少ないことから、ノコギリヤシの研究が始まりました。
ノコギリヤシの成分は「β‐シトステロール」で、前立腺肥大を抑制する作用があることが知られており、ヨーロッパ諸国では医薬品として承認を受けている成分になります。
ノコギリヤシの効果
✓ 前立腺肥大(頻尿改善)
頻尿対策として使用されているノコギリヤシですが、これは頻尿の原因が前立腺肥大にあることからこのような用途で使用されています。
肥大した前立腺が、尿道を圧迫するために頻尿が起こるからです。
✓ 薄毛対策(5αリダクターゼ阻害)
男性の薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)であり、AGAの原因は男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)になります。
このテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させるのが、5αリダクターゼです。
この5αリダクターゼを阻害する作用を持つ医薬品がフィナステリドやデュタステリドになります。
ノコギリヤシにも5αリダクターゼ阻害作用があると言われているので、薄毛対策サプリとして用いられています。
ノコギリヤシの5αリダクターゼ阻害作用の効果
ノコギリヤシの薄毛改善効果は、2012年に行われた人への投与試験の結果によると
・フィナステリド:68%
・ノコギリヤシ:38%
フィナステリドがノコギリヤシの改良版であるということを考えても、サプリメントとしての効果は十分期待できるといえます。
フィナステリドは薄毛治療の第一選択薬となっていて、薄毛の進行を止めるために服用する人が多く、その効果も実証されています。
ノコギリヤシの効果はフィナステリドの約半分ですが、女性にフィナステリドの投与は禁止されていますし、20才未満の人への投与も禁止されています。
10代から薄毛が進行し始める人もいるので、こういった【フィナステリドを投与できない人】にとっては、ノコギリヤシのサプリメントという選択肢は有用なものになります。
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