薄毛対策の新しい着目点【ミトコンドリアの活性とMITOL発現】

ミトコンドリア AGA

「ハゲが治せればノーベル賞が取れる」と言われる薄毛対策。

シャンプーを変えたり、頭皮マッサージをして血流促進したり、センブリや酢酸Dα―トコフェロール配合の育毛剤でケアしたり・・・・。

そんなことで薄毛対策ができるなら、ノーベル賞受賞者が出てもいいはずです。

薄毛対策をするなら、新しい方法の方が改善する可能性は高くなります。

シャンプーや頭皮マッサージ、古いタイプの育毛剤などあまり効果がなかったので、今の現状がある、ということなんです。

薄毛対策の現状

現状

薄毛対策の現在の状況をまとめていきます。

AGAクリニック

AGAクリニックでの治療方法も、新しい方法が確率され、頭皮に成長因子を導入する方法が効果があるとして、成長因子を用いる施術ができるクリニックも増えてきています。

髪が生えるのに関係している成長因子も絞り込まれてきていて、今では約5種類の成長因子カクテルを導入する施術が行われています。

成長因子導入治療を行っているAGAクリニックの紹介

【2021年最新】成長因子導入治療を行っているクリニックまとめ【HARG療法との違い】
HARG療法はきいたことはあるけど、メソセラピー・メソ療法との違いはわかりますか。HARGカクテルを使用しているのが、HARG療法、それ以外の成長因子を使用してるのはメソセラピー・メソ療法と呼ばれています。どちらの治療法も成長因子を頭皮に導入するのが治療の最大のポイントになります。

植毛

植毛もARTASの登場など、ロボットでの植毛が行えるようになっています。

つまり、全自動田植え機みたいなもの。

そりゃ、効率がよくなりますよね。

その分、植毛費用は安くなっていく傾向にあります。

また、植毛の最大のメリットは、「植毛した髪はDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けないから、二度とハゲない。」ということです。

植毛を行っているAGAクリニックの紹介

植毛を行っているAGAクリニックまとめ【最新治療の植毛ロボARTASも紹介】
植毛ってどんな治療をするのかわからないですよね。そこで、今回は植毛治療の種類や方法について解説しています。植毛したらもう薄毛にはなりません。それは抜けない髪を移植するからなんです。一生薄毛を気にして生きるとか、一生かつらや増毛のメンテナンスにお金と時間を奪われるのが嫌な人にとっては植毛は最適な治療方法です。

植毛するとハゲない理由

男のハゲ方はなぜ波平さんになるのか?|ハチマル
男性の薄毛の原因のほとんどがAGA(男性型脱毛症)。 ハゲ方はそりこみからのM字ハゲ、頭のてっぺんからのO字ハゲ、おでこからのU字ハゲ。 でも最終形態は、みんな波平さん型になります。 どこからハゲてきても、終着点は一緒で波平さんです。 ハゲる人はなぜみんな波平さん型になるのか 髪を生やすのは、頭皮にある...

また、細胞培養技術の研究も進み、自己細胞を増殖して植毛する方法やiPS細胞で毛包細胞を作り、それを植毛するといった方法も研究されています。

育毛剤

育毛剤も海外で開発された育毛成分を配合した、新しい育毛剤が増えてきています。

薄毛は全世界共通の悩み。

海外で開発された育毛成分には、キャピキシルやリデンシル、プロキャピルなどがあり、日本ではこれらを組み合わせることで、薄毛対策に効果が期待できる育毛剤の開発が進んでいます。

海外で開発された育毛成分配合の育毛剤

【Amazonで買える】返金保証付き育毛剤:キャピキシル・リデンシル配合育毛剤
育毛剤市場も新しい原料を使ったものに切り替わってきています。キャピキシル×リデンシルの最大の利点はそれぞれの原料が、育毛作用に多角的にアプローチできるところ。こういった多角的なアプローチは、ミノキシジルに似ています。「NEW 薬用 アングレ ワールドセレクション」はミノキシジルを目指した育毛剤です。

海外で開発された育毛成分配合の女性用育毛剤

キャピキシル・リデンシル配合の育毛剤【RF28スカルプエッセンス】
「髪を生やす細胞に働きかける」成分を配合した女性用育毛剤は本当に少ないです。でも、よくやくキャピキシルとリデンシル配合の女性用育毛剤も開発されるようになってきました。育毛剤は色々な作用のある成分を組み合わせられるところが魅力なので、「RF28スカルプエッセンス」のような育毛剤が増えてくるといいですね。

「発毛する」の着目点の変化

未来
着眼点の違い

5年前:頭皮改善や血行促進といった大きな組織に着目

現在:髪を生やす細胞へのアプローチ(毛乳頭細胞・毛母細胞・毛包)

未来:ミトコンドリア(?)

ミトコンドリアとは細胞の中にある、エネルギーを作る器官です。

このミトコンドリアの機能に着目して研究を行ったのが大正製薬です。

頭皮の老化は薄毛の原因、この老化の原因はミトコンドリアの機能障害が原因、ミトコンドリアの活性が高まれば、髪が生えるかもしれないといった理論です。

そこで注目されているのが、ミトコンドリアユビキチンリガーゼMITOLです。

このMITOLはミトコンドリアの品質管理機構を担っていて、いわば、ミトコンドリア内で起きたトラブル処理班のようなもの。

このMITOLの発現を高めれば、細胞の老化を防ぐ手立てのひとつになる可能性が高まってきています。

このMITOLの発現を高める成分としては、古くから漢方に使用されていオウレンオウバクエキスなどであることがわかってきています。

オウレンもオウバクも化粧品原料として使用することができるエキスなので、こういったミトコンドリアからの薄毛へのアプローチする育毛剤が開発されるかもしれませんね。

まとめ

薄毛対策は進化しています。

開発や研究はこれまでの研究やデータから、新しいアプローチ方法や、これまででは効果が薄いといったことの中から、改良してさらに効果のある方法を考えています。

シャンプーを変える、頭皮マッサージをする、古いタイプの育毛成分は、薄毛対策としてこれまであまり効果がありませんでした。

これから薄毛対策を考えている人は、効果のなかった古い方法より、新しい方法を検討する方が髪が生える可能性は高くなりますよ。