ハゲって現代病のような気がするけど、昔の人も困っていたのかな?
ハゲの歴史は古く、旧約聖書にまでその記述があります。
髪はパワーが宿るものとして、考えられてきた歴史があります。
そして令和の時代では「メタモルフォーゼ」
古代の育毛対策から、現代の男性が抱える「メタモルフォーゼ」についても解説していきます。
ハゲの誇大妄想(古代毛想)
「メタモルフォーゼ」って何だ?
日本におけるハゲの歴史
日本にも「剃髪」という言葉ありますが、昔は主に「僧侶」になるために剃髪をしていました。
戦国時代には主君への「服従」をあらわしたり、僧侶になり「俗世間と縁を切る」ことをあらわしていたそうです。
ユダヤにおけるハゲの歴史
旧約聖書に書かれているユダヤ人(ヘブライ人)のサムソンの話です。
すでに髪に宿るパワーについての記述があります。
サムソンは神から怪力を授かりましたが、同時に弱点も与えられました。
サムソンの怪力に手を焼いていた人たちは、とうとうサムソンの弱点を見つけ出します。
そうそれが「髪を失うこと」だったのです。
ユダヤ人には3つの誓いがあります。
サムソンは髪をそられその怪力を失ってしまうのでした。
古代ギリシャにおけるハゲの歴史
古代ギリシャのジュリアス・シーザーもハゲに悩まされていた一人。
古代ギリシャでも育毛対策にハゲんでいたようで、
・鳩のフン
・ヤギの尿
などの民間療法がおこなわれていたようです。(どれも科学的根拠がない)
ちなみにジュリアス・シーザーがかぶっている「月桂冠」は実はハゲ隠しだったそうです。
16世紀のヨーロッパにおけるハゲの歴史
この頃になると、男性もカツラを着用するようになります。
主に王族や貴族、作曲家など上級階級に属する人たちの流行であることを考えると、カツラを被ることは装飾の意味もありましたが、ハゲ隠しにも最適だったのだという説もあります。
現代のハゲは「メタモルフォーゼ」
2019年の調査の結果でおもしろいことがわかりました。
日本の男性には「メタモルフォーゼ願望」がある人が75%もいることがわかったのです。
髪型やヘアスタイルで自己表現をしたいと考える人が増えてきているということです。
アデランスの調査によると
この結果を見る限り、世代問わずに変身願望はあるようです。
この外見の変身願望をかなえるために必要なのが「髪」
ヘアスタイルや色を変えるだけで、いつもとは違う自分を演出できるので、最も手軽にできる変身アイテムとなっています。
自分の外見や見た目を変えることであらわれる変化で最も多かった回答が、
「自分に自信を持てる」です。
確かに、SNSを使うことが当たり前になり、アイコンや自己紹介の重要性がますます加速していることは間違いありません。
会社の人事担当が面接者のTwitterを調査しているとかいう話もききます。
自己プレゼンのための「髪型・ヘアスタイル」は今後も重要視されていきそうですね。
まとめ
髪が生えているか、生えていないかという点が問題視されてきた昭和の時代から、自己表現をするためのものとして変化してきている令和の時代。
将来、薄毛対策をしたいと考えている人もいるかと思いますが、薄毛は進行します。
でも、フィナステリドなど男性ホルモン抑制剤で薄毛の進行は止めることもできます。
薄毛は進行すると治療が難しくなっていきますので、早めの対策をしておくことが、将来の薄毛治療を救うことになりますよ。