育毛剤「Growth Project スカルプエッセンス」の成分を徹底解説

育毛剤 AGA
ケビン
ケビン

育毛剤の成分って本当に効くのかな?

フラーレンって?オレアノール酸って?

聞いたことのない成分はわからないよ。

育毛剤の成分って難しいですよね。

宣伝されている言葉とパッケージに表示されている名前が違ったり・・・。

最近は育毛剤の評価の指標が変わり、それに伴い新しい育毛成分の開発や古い成分の再評価がされるようになってきました。

育毛剤は古いタイプと、新しいタイプ、そして古いけど再評価で機能性が改めて評価されたタイプの3つが混在しています。

育毛剤を選ぶときは、「髪を生やす細胞」に働きかける成分が配合されているものを選びましょう。

ケビン
ケビン

「髪を生やす細胞」に働きかける成分なんてわからないよ。

という人は、化粧品会社で働く研究員が解説していきます。

育毛剤「Growth Project スカルプエッセンス」の成分を徹底解説

ボストンスカルプエッセンス

BOSTONヘアケアスカルプエッセンス

育毛剤「Growth Project スカルプエッセンス」の育毛成分は3つ

・キャピキシル

ピディオキシジル

プロキャピル

です。

それでは解説していきます。

Growth Project スカルプエッセンスの全成分

水、エタノール、BG、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドアセチルテトラペプチド-3アカツメクサ花エキス、デキストラン、モウソウチクたけのこ皮エキス、アマモエキス、褐藻エキスカミツレ花エキス、ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル、グリチルリチン酸2K、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1、ビオチノイルトリペプチド-1、PEG-40水添ヒマシ油、PEG-60水添ヒマシ油、PPG-26ブテス-26、メントールフラーレンアピゲニンオレアノール酸、カンフル、PVP、グリセリン、レシチン、ダイズ油、ラベンダー油、クエン酸、クエン酸Na、リン酸Na

青字で表示したものが育毛に関係する成分になります。

黒字で表示したものが補足的な成分となります。

「Growth Project スカルプエッセンス」の育毛成分

育毛成分

アセチルテトラペプチド-3・アカツメクサ花エキス(キャピキシル)

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル)

ビオチノイルトリペプチド-1アピゲニンオレアノール酸(プロキャピル)

✔ アカツメクサ花エキス(キャピキシル)

アカツメクサの花に含まれるビオカニンAという成分に、男性ホルモン(5αリダクターゼ)を抑制し、脱毛の進行を止める作用があります。

✔ アセチルテトラペプチド-3(キャピキシル)

細胞を修復する作用があり、髪を作る細胞(毛母細胞)の再生を促します。

✔ ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル)

ピディオキシジルは「ミノキシジル誘導体」とも言われる成分で、医薬品の成分「ミノキシジル」によく似た働きをします。

ピディオキシジルは分子構造が「ミノキシジル」より小さいため、浸透力に優れている点も評価が高い理由です。

✔ オレアノール酸(プロキャピル)

オリーブの木から抽出された成分で、抜け毛の原因を作る5α-リダクターゼを阻害する働きがあります。

✔ アピゲニン(プロキャピル)

柑橘系から抽出されたフラボノイドで、血管拡張作用による血流促進効果があります。

✔ ビオチノイルトリペプチド-1(プロキャピル)

ビオチンとトリペプチド-1によってつくられる成分で、「髪を生やす細胞」の周囲を囲む、繊維芽細胞に働きかけ頭皮の土台を作る働きがあります。

プロキャピルは日本ではあまりなじみのない成分ですが、海外の育毛剤に使用されている原料です。

日本ではまつ毛育毛剤に配合される成分です。

目の周りに使われる成分だけあって、非常に副作用の少ない育毛成分です。

※目の周りに使われるものは目に入ることも考慮し、使用できる成分が限定されています。

「Growth Project スカルプエッセンス」の育毛補助成分

育毛補助成分

・褐藻エキス

褐藻エキスの有効成分はフコイダンです。

ガゴメ昆布に含まれるフコイダンの育毛作が最も強いのですが、他の褐藻に含まれるフコイダンにも育毛作用があることがわかっています。

参考資料・アデランス「研究レポート」(タカラバイオ)参照

「Growth Project スカルプエッセンス」の抗酸化成分

抗酸化成分

・フラーレン

フラーレンは化粧品によく配合される抗酸化作用の強い成分です。

抜け毛の原因となる活性酸素を除去する働きをしており、抜け毛予防作用が期待できます。

「Growth Project スカルプエッセンス」の経皮吸収促進成分

経皮吸収促進成分

・メントール

・エタノール

育毛剤には経皮吸収促進成分が必要です。

経皮吸収とは有効成分を角層を通すために配合する成分になります。

経皮吸収の図解

エタノールやメントールを配合することで、育毛作用のある成分を角層バリアを通過させることができます。

経皮吸収成分の作用の説明はこちら(「REDEN(リデン)」の経皮吸収促進成分)

育毛剤「REDEN」の成分を徹底解説【育毛に必要な成分とは】
育毛剤って何を基準に選んでいますか?私は「髪を生やす成分」配合されていることが最重要だと思っています。化粧品会社で働く研究員が「REDEN(リデン)」の成分を徹底解説しています。嫌われがちなアルコール(エタノール)がどうして育毛剤に必要なのかについても解説しています。育毛剤はイメージではなく成分で選ぶことをおすすめです

「Growth Project スカルプエッセンス」の抗炎症成分

抗炎症成分

・グリチルリチン酸2K

・カミツレ花エキス

・デキストラン

薄毛が始まった頭皮は炎症を起こしていることもあり、この炎症を防ぐ作用には抜け毛を抑える効果が期待できます。

そのため、抗炎症成分は抜け毛を抑える作用としては有効だといえます。

「Growth Project スカルプエッセンス」の皮膚コンディショニング剤

皮膚コンディショニング剤

・モウソウチクたけのこ皮エキス

皮膚コンディショニング剤は、皮膚の状態を整える保湿作用が高い成分です。

直接「髪を生やす」作用はありません。

「Growth Project スカルプエッセンス」の成長因子様物質

成長因子様物質

・ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1

・ビオチノイルトリペプチド-1

「Growth Project スカルプエッセンス」に配合されているのは、成長因子のような働きをするペプチドになります。

このペプチドは発毛に効果のある成分として知られていますが、それはAGAクリニックで頭皮に導入した場合のみ効果があります。

現在、育毛剤に配合されているペプチドは分子量が大きいため角層バリアを通過することができません。

だからこそ、AGAクリニックで行われる薄毛治療は「頭皮に導入する」ことにこだわりますし、育毛剤では対応できない施術を行うことができる唯一の方法になるのです。

「Growth Project スカルプエッセンス」の口コミ

男性1
男性1

まだ若いからか1ヶ月半から2ヶ月位で産毛らしきものが増えたようで写真を嬉しそうに見せて来ます。
確かに見比べると増えてる感じがしました。
安いものではないけれどこれだけの効果が出るのであれば高いものではないと思いました。

男性2
男性2

使用感めちゃくちゃいいです!
髪に今まで無かったチカラも感じます!
頭皮にしみたりもしません。香りはほんのり薬草っぽく、容器の見た目とは逆に全体的に自然的な印象です。

男性3
男性3

まだ使い始めなので効果のほどはわかりませんが、なんとなく頭皮の血行が良くなって活性化している気がします。ボリュームもなんだか増えたような…

効果の実感できた人と実感できなかった人の差は、使用期間や毛包のダメージ度によります。

男性1の「まだ若いから」は、「髪を生やす細胞もまだ若いから、弱った細胞の復帰も早い」ということに繋がります。

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まとめ

残念ながら、育毛剤は万能ではありません。

でも、「髪を生やす細胞」のダメージが少なければ育毛剤でも効果が期待できます。

自分の毛包のダメージ度をよく考えて、育毛剤を使用するのか、ミノキシジルを使用するのか、AGAクリニックを受診するのかを使い分けてみて下さい。