育毛剤のG-10って、人気あるみたいだけど、G-7とG-10ってどこが変わったの?
キャピキシル配合のG-7やG-10は人気の育毛剤です。
G-7からG-10へのリニューアルの内容について、化粧品会社の研究員ハチマルが解説していきます。
キャピキシル配合育毛剤「G-7」と「G-10」の違いについて徹底解説
育毛剤として人気の「G-10」。
キャピキシル配合の育毛剤です。
このサイトでは育毛剤として効果のある成分として、キャピキシル、リデンシル、プロキャピルを配合した育毛剤を中心に紹介しています。
キャピキシル配合育毛剤が薄毛に効果のある理由
キャピキシルが薄毛に効果があると言える理由はエビデンス。
キャピキシルは髪を作る細胞(毛母細胞)を増やす働きがあり、この力がミノキシジルの3倍あると言われています。
じゃあ、やっぱりミノキシジルより効果があるの?
そういった、単純な理論ではありません。
ミノキシジルの発毛効果は5つの作用によるものです。
毛母細胞の増殖だけが秀でているからといって、発毛効果がミノキシジルより上ということではないんです。
参考文献:キャピキシル
ミノキシジルとキャピキシル、どちらが発毛効果があるといえば、ミノキシジルです。
薄毛の要因はジヒドロテストステロンが毛包細胞を攻撃することで抜け毛が始まりますが、その他にもヘアサイクルの乱れ、毛包の委縮などの様々な原因によって髪が生えてこなくなります。
薄毛が始まる原因と薄毛進行する原因の両方にアプローチする力は、ミノキシジルの方が高いので、キャピキシル配合育毛剤より高い効果が期待できます。
じゃあ、ミノキシジルだけ使えばいいんじゃないの?
それもまた、単純な問題ではないんです。
この2つのデメリットがあるので、薄毛の進行状態によっては育毛剤の方が適している人もいるんです。
薄毛の始まりは抜け毛から始まります。
薄毛が始まると、髪は細く短くなります。
この細く短くなった髪が抜け続けることで、髪が少なくなり、髪が生えてこなくなった毛包は委縮して髪を生やす力がなくなります。
キャピキシル配合育毛剤が適しているのは、「抜け毛は増え始め、細く短い髪が増えてきた」人になります。
育毛剤の効果は、細くなった髪を太くしたり、ヘアサイクルを休止期から成長期に移行させ、成長期間を伸ばす力が強いので、生えている髪を育てることに効果を発揮します。
また、ミノキシジルのように激しい初期脱毛が起こる可能性が少ないのもメリットになります。
他にも、ミノキシジル製剤に含まれているプロピレングリコール(PG)で、頭皮の炎症を起こす人もいて、頭皮の赤みやかゆみを感じる人も。
これに当てはまるのが、育毛剤を使用するのに適している人になります。
ミノキシジルとキャピキシルは症状に合わせて使い分けた方がいいんだね。
薄毛が進行して、地肌が見える部分が増えてきたけど、ミノキシジル製剤が合わないという人はフォリックスが良いですよ。
フォリックスには、プロピレングリコールより炎症が起きにくいプロパンジオールを使用しています。
ミノキシジルを使用して、頭皮の炎症に悩んでいる人は、フォリックスを検討してみてください。
キャピキシル配合育毛剤「G-7」と「G-10」の違いを徹底解説
キャピキシル配合育毛剤の「G-7」と「G-10」の違いは、「G-10」にはビディオキシジルが配合されていること。
「G-7」にビディオキシジルを配合してバージョンアップしたものが、「G-10」になります。
・ビディオキシジル: ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド
・キャピキシル: アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス
キャピキシルの濃度も7%から10%にアップ。
育毛剤や発毛剤に両方に言えることなんですが、配合濃度を高くすると「効果もアップ!」といった期待感が高まるのですが、細胞が有効成分を取り込める量には限りがあります。
「有効成分の配合量がアップした!」ことより、ビディオキシジルのように他の作用のある成分を配合した方が、「育毛効果のアップ!」は期待することができます。
まとめ
人気のキャピキシル配合育毛剤「G-10」ですが、ミノキシジルより効果があると言われているのは、毛母細胞の増殖についてだけです。
薄毛の改善は、ある効果1点突破は難しいです。
ですが、育毛剤としてキャピキシルは優秀な成分であることは間違いありません。
薄毛が始まり、抜け毛が増えてはいるけれど、まだ細く短い髪はあるという人には育毛剤は適していますし、副作用が少ないところもメリットになります。
自分の症状をよく確認し、「まだ、髪はある!」という人は「G-10」は効果の期待できる育毛剤になります。