薄毛対策は早い方がいい理由【毛包のダメージは取り返しがつかない】

毛包のダメージ図 AGA
ケビン
ケビン

薄毛対策をするなら早い方がいいっていうけど、早くないと薄毛が広がるからかな?

広がっても、フィナステリドやミノキシジルで対策できないのかな?

もう少しお金が貯まったらと思っていたけど、薄毛対策って本当に早い方がいいの?

薄毛対策をするなら、早い方がいいといわれますが、これは事実。

特に男性はAGAで薄毛になる人が多いので、AGAでハゲてきた場合は、早めに対策をした方がいいんです。

薄毛の原因:AGA(男性型脱毛症)とは

AGA専門クリニックがあるように、AGAは特殊です。

男性ホルモンがある限り、ハゲる可能性はみんなにあるわけです。

特に病気になったわけでもなく、体質に関係があるわけでもなく、男性であり、男性ホルモンを作り続ける限り、ハゲになる可能性はあります。

男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)

5αリダクターゼの作用

男性ホルモンと呼ばれているのは、TH(テストステロン)のことで、男性が女性より筋肉がつきやすい、ヒゲなどの体毛が濃いというのはこのTH(テストステロン)が女性よりも多いせい。

でも、このTH(テストステロン)は、体内でDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるホルモンに変化をし、このDHTが毛包の細胞についている的をめがけて攻撃をしてきます。

ジヒドロテストステロンの攻撃

髪を生やす細胞には2タイプあります。

髪を生やす毛乳頭細胞のタイプ

タイプⅠ:DHTのレーダーが感知する的がついている

タイプⅡ:DHTのレーダーが感知する的がついていない

毛乳頭細胞

タイプⅠは頭頂部や前頭部に多く存在する細胞。そのため、M字やO字にハゲます。

タイプⅡは側頭部や後頭部に多く存在する細胞。

DHTが感知できる的がないため、側頭部や後頭部はハゲにくくなっています。

この特性を利用したのが、植毛です。

植毛は後頭部や側頭部のDHTの攻撃を受けない細胞を、頭頂部や前頭部のハゲたところに移植するので、植毛した髪はDHTの攻撃を受けることがなく、ハゲにくくなります。

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薄毛対策はなぜ早い方がいいのか

育毛剤
薄毛対策は早めがいいといわれる理由

・薄毛が広がるのを防ぐため

・毛包のダメージを最小限に抑えるため

✔ 薄毛は広がるのを防ぐため

薄毛は放っておけば、広がっていきます。

将来的に治療をすることになった場合、広いハゲ面積をカバーするのは、お金も時間もかかってしまうからです。

✔ 毛包のダメージを最小限に抑えるため

DHTに攻撃され続けた毛包の宿命

1.髪を生やす力がなくなる

2.もう髪を生やさなくていいんだ、と身体が認識すると毛包は小さく委縮する

3.毛包がなくなる

髪を生やす機能を持った毛包は、いらなくなった細胞として認識され、やがてなくなります。

毛包の委縮が始まれば、フィナステリドやミノキシジルでの治療が難しくなり、高額な治療費がかかる成長因子を導入する治療か、植毛かという選択肢になります。

17型コラーゲンは毛包の委縮に関係している

2016年に17型コラーゲンが薄毛に関係しているという研究発表がされたときに、この話題に乗って、17型コラーゲン配合の育毛剤が出回ったこともあったようです。

【17型コラーゲン】に関連するとされる化粧品・健康食品等への注意喚起について

この17型コラーゲンは毛包の委縮を抑制するアンカーの役目を果たしているコラーゲンです。

そのため、サプリメントで補給したり、育毛剤で頭皮に塗ったりしても効果はありません。

でも、これから先、こういった研究が進むことで、毛包の委縮を抑制することができるようになる可能性はあります。

毛包が委縮しなくなれば、フィナステリドやミノキシジルで治療ができる人が増えることになるので、今後の研究の成果が待たれることになります。

まとめ

薄毛対策は早めに行う方が治療の効果は高くなり、治療にかかる費用も安くなります。

毛包が委縮し始めてからでは、治療が困難になるばかりか、その間もDHTの攻撃は続くので

毛包のダメージが進んだときの対策

・毛包の委縮を止める

・毛包の復旧作業

・髪を生やす力を取り戻す

この3つの作業を同時進行することになります。

時間とお金を無駄にすることないよう、薄毛に気づいたらそれはAGAでハゲきたのか、また別の理由なのかも含め、AGAクリニックで一度相談するのが確実で早いと思いますよ。

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※側頭部や後頭部の髪が抜けるのは、AGAである可能性が低いので、この場合は一度皮膚科医に相談してみてください。