コーヒーに含まれるカフェインの効果は運動パフォーマンスや集中力の向上に対する効果があるとして、人気の成分。
血管収縮作用が頭痛の痛みを抑える作用は医薬品としても利用されています。
そのコーヒーのカフェインに育毛作用があると、海外ではコーヒーシャンプーが人気みたいです。
その、カフェインの育毛作用について解説していきます。
コーヒーに含まれるカフェインの効果

・脂肪燃焼作用
・運動機能向上作用
・頭痛の軽減作用
これまで知られているカフェインの効果でよく知られているのはこの3つです。
✔ 脂肪燃焼作用
カフェインを摂ってから運動すると、脂質の消費量があがることがわかっています。
身体の脂肪をエネルギーに変換するときにこのリパーゼの働きが必要になってきます。
白色脂肪細胞から放出された中性脂肪は、このリパーゼの働きによって、グリセロールと遊離脂肪酸に分解されます。
これが、ミトコンドリアでエネルギーに変換されるので、リパーゼが働くことによって白色脂肪細胞のエネルギーを消費しやくすしてくれるのです。
✔ 運動機能向上作用
カフェインには疲労を感じにくくする作用があります。
人は疲れを感じると、運動のパフォーマンスも下がってしまいます。
この疲れを軽減して、運動の持続性をあげる作用がカフェインにはあります。
✔ 頭痛の軽減作用
医薬品でも使用されているカフェイン。
頭痛薬に配合されており、カフェインの血管収縮作用に頭痛を軽減することができます。
カフェインの育毛作用
・利尿作用によるDHT(ジヒドロテストステロン)の体外への排出効果
・髪の成長促進作用
✔ 利尿作用によるDHT(ジヒドロテストステロン)の体外への排出効果
カフェインに利尿作用があることはよく知られています。
この利用作用によって、抜け毛の原因を作る男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)を体の外へ排出する作用があるということ。
ただ、DHT(ジヒドロテストステロン)の作用は強いので、少しくらい排出量が増えたからといって、すぐに抜け毛が減るということはないと思うんですが。
それなら『コーヒー消費量の多い国は、ハゲが少ない』といったコホート研究のデータがあってもよさそうなんだが・・・。
✔ 髪の成長促進作用
コーヒーシャンプーの記事を読むと、髪の成長が25%促進されたという結果があるようです。
参考資料:COSMOPOLITAN
髪の成長を促進する作用は、ヘアサイクルの休止期から成長期へ移行する作用や、毛包細胞の成長を促進させる作用があるとのこと。
これは育毛成分キャピキシルにもみられる作用になります。

キャピキシルの毛包細胞成長促進作用はミノキシジルの3倍です。
ただ、これは髪を育てる働きのアプローチ方法のひとつでしかありません。
医薬品のミノキシジルには5つの育毛作用があるので、発毛効果があるわけですから。
それを考えると、やはりカフェインのみで育毛を期待するのはちょっと難しいことかもと思えるのですが・・・。
結論としては海外で人気なのは、『面白い』からだと思いますよ。
カフェインの気になる作用【髪に塗って本当に効果ある?】
カフェインの作用としてアデノシンを遮断する作用があります。
あれ?育毛剤の『アデノゲン』はアデノシンを配合した育毛剤で、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」にも収載されている育毛剤です。
アデノシン受容体を遮断するカフェインの作用は逆効果ではと思うのですが・・・。
まとめ
コーヒーシャンプーの切り口は確かに面白いと思います。
個人的には買ってまで使うほどの効果はないのかなということろです。
コーヒーシャンプーは作ることもできるみたいなので、気になる人は作ってみるのもいいのかもしれません。
ただ、食用油を使うときは、サラダ油ではなくココナッツオイルやオリーブオイルなどを使用した方がいいと思います。
カフェインの育毛作用はあくまで『塗ること!』と言ってるので、飲んで効果が得られるものではないみたいです。
コーヒーシャンプーに興味のある人は、ぜひレビューをお願いします!