薄毛や白髪と腸内細菌って何の関係性があるの?
まったく、わからん。
薄毛の原因は男性なら男性ホルモン、女性なら男性ホルモン、ホルモンのバランス、頭皮へのダメージなど、髪が抜けてしまう原因がわかってきています。
原因があるから対応策がある。
原因にあった解決法を選ばなければ、薄毛の改善は見込めません。
これが効く!薄毛を治す方法!を見つけた!!
と言われても、その人とあなたの薄毛の原因は違う可能性もあるんです。
髪が抜け始めたらまずは、
・髪が抜ける原因を考える
・髪が抜ける原因をやめてみる・改善してみる
・それでもダメなら治療を始める
この3ステップで考えてみてください。
まずは、髪が抜けたら抜け毛をチェック✓
毛根で見る方法もありますが、毛先を見た方がわかりやすいと思います。
髪のサイクルは4~6年です。
この間、一度も髪を切ったことがない人はいないと思います。
それなら抜けた毛の先にはカットしたあとが必ずあるはずです。
毛先が尖っていて、短かくて、細い髪が大量に抜けているようであれば、それは抜け毛が始まりのサインです。
抜け毛に気づいたら、抜け毛の原因を考えましょう。
人の髪が最も抜けるのはシャンプーしたとき。
だからといって
シャンプーが悪いんだ!
とすぐに思わないこと。
シャンプーしたときに抜けてしまう髪は、抜けるべくして抜ける髪です。
髪を洗えば、手に絡まって抜けただけ。
シャンプーが合わなくて髪が抜ける人は、頭皮に刺激を感じることが多いです。
シャンプーを使っていて、フケが増えた、刺激を感じる、という人だけ「シャンプーを変える」ことをおすすめします。
この2つに当てはまらない人は、2日に1回湯シャンにしてみて、シャンプーを使う回数を減らしてみてください。
人の体は毎日変化しています。
一時的なものであることも多いので、まずは刺激を減らして様子を見てください。
体調の変化が薄毛の原因【腸内細菌叢の改善が薄毛・白髪を救う】
薄毛の原因は体調の変化も関係しています。
特に女性には「産後脱毛」など、ホルモンバランスによって一時的に抜け毛が増えることがわかっています。
男性でいえば、生活習慣(寝不足、食生活、タバコ、お酒)なども原因と言われていますが、タバコやお酒を飲む人が薄毛になる確率が高くなるといったデータはありません。
食生活や寝不足は、薄毛の原因というよりすでに体調が悪く、身体が悲鳴をあげている状態です。
こういった人は、薄毛の心配をするより身体の心配をしてくださいね。
さて、ようやく本題ですが、体調の変化で薄毛と直接関係のあるものがわかったという研究結果が発表されました。
これはあくまで一要因にはなりますが、腸内細菌叢を改善することは、薄毛・白髪の改善に繋がる可能性が高いという研究データになります。
最近の研究の動向を見ていると、人は腸内細菌の乗り物であるんじゃないかと思ってしまうくらい、人の体調を左右する力が強いことがあることがわかってきています
腸脳相関:腸の働きが良くなれば脳の働きも良くなる
食べたい物は腸内細菌が決めている:
腸内細菌叢が変わると食べたいと思うものまで変わる。これは、腸内細菌のエサとなるものを、人が食べたくなるなるよう、腸に伝達物質を作って脳に信号を送っている可能性がある。
など、腸と脳の働きには密接な関係があることがわかってきています。
脳に直接刺激を加えることは難しいのですが、腸内環境を改善することは以外に簡単でリスクもありません。
腸内環境を整えることは、腸内細菌叢を変えてあげればいいし、それを行うには【食べる物を変えてあげればいい】だけです。
そんな、腸内細菌に注目した研究が増えていく中、薄毛・白髪も腸内細菌を変えてあげれば改善できる可能性が見えてきました。
薄毛・白髪の原因は活性酸素
薄毛の原因にひとつに「頭皮の炎症」があります。
この頭皮の炎症はの原因は人それぞれです。
男性ホルモンだったり、シャンプーだったり、カラーリングだったり、ホルモンバランスの乱れだったり・・・・。
この原因をちゃんと突き止めてあげなければ、抜け毛を減らすことはできません。
でも、炎症を止めてあげることができたらどうでしょう?
炎症を起こしている原因はそれぞれでも、炎症を抑えてあげることで抜け毛が抑えられる可能性が出てきました。
それは、腸内細菌の改善です。
身体の中の活性酸素の異常発生の90%は腸内で起こります。
この腸内の主が腸内細菌であるため、腸内細菌を改善してあげれば、体内の活性酸素を減らすことができるというわけです。
腸から産生される活性酸素を抑えてくれるのは、【水素焼成サンゴ末】という成分。
水素焼成サンゴ末を溶かした水溶液に、活性酸素の一つである「ヒドロキシラジカル」を24時間以上にわたって抑制し続ける作用があることが確認されたという研究データが「日本臨床毛髪学会」内で行われるセミナーで発表されています。
参考資料:日本臨床毛髪学会
この活性酸素に関しては、抜け毛の原因が活性酸素によるところが大きい人に限定されてはしまいますが、体内で発生する活性酸素が毛母細胞やメラノサイトを酸化させ、機能を衰えさせることで薄毛や白髪が進行すると言われていることから、薄毛予防や白髪の改善には有効なひとつの手段になるのではないでしょうか。
まとめ
腸内細菌の改善は、脳の働きや健康への効果が高いことがわかっています。
微生物の話を聞く機会の多い私なんかは、
人って腸内細菌に操られてる?と思ってしまう程。
実は人の感情も腸内環境によって変わるという話もあり、腸内環境が悪い人は怒りっぽくなったり、イライラしたりしやすくなる傾向にあることも。
腸内環境と薄毛・白髪の関係性が明らかになれば、腸内環境を整えるだけで薄毛・白髪の予防につながるということが言える日も来るのではないでしょうか。